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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻10号

2020年10月発行

文献概要

トピックス

マイクロサテライト不安定性検査

著者: 松下一之1

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部/遺伝子診療部

ページ範囲:P.1103 - P.1107

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はじめに

 マイクロサテライト不安定性(microsatellite instability:MSI)検査は,遺伝性腫瘍の1つであるリンチ(Lynch)症候群のスクリーニングと,免疫チェックポイント阻害剤であるペムブロリズマブ(キイトルーダ®)のコンパニオン診断検査(companion diagnostics:CDx)の2つの目的で保険収載されている.本稿では,臨床検査の視点からMSI検査の意義について,上記の2つの視点で利用されている現状について簡単にまとめた.

参考文献

1)日本臨牀73巻増刊号 家族性腫瘍学—家族性腫瘍の最新研究動向.日本臨床社,2015
2)日本臨床腫瘍学会(編):大腸がん診療における遺伝子関連検査のガイダンス,第3版.金原出版,2016
3)National Comprehensive Cancer Network : NCCN Guidelines version 2,2011
4)Obul J, Itoga S, Abliz M, et al : High-resolution melting analyses for gene scanning of APC, MLH1, MSH2, and MSH6 associated with hereditary colorectal cancer. Genet Test Mol Biomarkers 16:406-411,2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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