icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻10号

2020年10月発行

FOCUS

臨床検査技師による検査データ解析のすすめ

著者: 直田健太郎1

所属機関: 1聖隷浜松病院臨床検査部

ページ範囲:P.1108 - P.1110

文献概要

はじめに

 超高齢社会および人口減少を迎えるわが国にとって,多くの方が健康でより長く仕事を続けることができることは,働き手の確保という観点からも重要である.これを受け,さまざまな分野で働き方改革が求められているが,医療業界においてはとりわけ“医師の働き方改革”について議論され,医師の負担軽減のためさらなるチーム医療の考えを進める医療機関内のマネジメント改革の1つとして,タスク・シフティングおよびタスク・シェアリングが推進されている.

 2019年10月には厚生労働省において「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」1)も発足し,現行制度の下で可能な領域におけるタスク・シフティング,タスク・シェアリングを最大限に推進できるよう,また,多くの医療専門職種それぞれが自らの能力を生かし,より能動的に対応できる仕組みを整えるための具体的検討が行われている.

 このような状況のなか,聖隷浜松病院(以下,当院)では以前より医師に対する業務支援の一貫として,検査データ解析情報を医師に発信する取り組みを実施している.

参考文献

1)厚生労働省:医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_07275.html)(2020年7月16日アクセス)
2)厚生労働省:第3回医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会 資料3 現行制度上実施可能な業務について,2019(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000568229.pdf)(2020年7月16日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら