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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻10号

2020年10月発行

文献概要

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解答と解説

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ページ範囲:P.1137 - P.1137

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 腎臓は生体内の恒常性維持に欠かせない主要な臓器であり,その作用は,浸透圧の調節,血液酸塩基平衡の調節および代謝産物の排泄になります.従来より腎機能検査は,腎血漿流量,糸球体機能,尿細管機能の3つに分類されています.

 これまでの慢性腎不全(chronic renal failure)という考え方は,“慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)というより広範囲な概念として,その病期が分類されています.これは,2002年に米国腎臓財団(National Kidney Foundation:NKF)が提唱し,日本では日本腎臓学会がCKD診療ガイドラインを発表しています.CKDの病期分類は,未病から末期の腎不全に至る過程を包括する内容となっています.その定義は,特に蛋白尿,画像・病理診断などにおいて腎障害を呈する所見が明らかなとき,そして糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)が60mL/分/1.73m2未満に低下している状態を示します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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