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病理検査のトレーサビリティ確保はどうしていますか? CATSについて教えてください.
著者: 樋口観世子1
所属機関: 1隈病院病理診断科
ページ範囲:P.1148 - P.1150
文献購入ページに移動A 病理部門では,検体受付,固定,切り出し,包埋,薄切,染色,診断,報告など日常業務で多くの工程を必要としています.それらどの工程においても検体の紛失や取り違えなどのリスクが存在し,常にその対応策が求められています.その一部はダブルチェックでリスク管理することができますが,多くの過程は記録を残すことができず,従事者の記憶に頼っているのが現状です.隈病院(以下,当院)では,それを解消するためにカメラ利用下トレーサビリティシステム(camera associated traceability system:CATS)を構築し,利用しています.
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