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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻10号

2020年10月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

病理検査のトレーサビリティ確保はどうしていますか? CATSについて教えてください.

著者: 樋口観世子1

所属機関: 1隈病院病理診断科

ページ範囲:P.1148 - P.1150

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Q 病理検査のトレーサビリティ確保はどうしていますか? CATSについて教えてください.

A 病理部門では,検体受付,固定,切り出し,包埋,薄切,染色,診断,報告など日常業務で多くの工程を必要としています.それらどの工程においても検体の紛失や取り違えなどのリスクが存在し,常にその対応策が求められています.その一部はダブルチェックでリスク管理することができますが,多くの過程は記録を残すことができず,従事者の記憶に頼っているのが現状です.隈病院(以下,当院)では,それを解消するためにカメラ利用下トレーサビリティシステム(camera associated traceability system:CATS)を構築し,利用しています.

参考文献

1)樋口観世子,兼松里紗,廣川満良:カメラ利用下トレーサビリティシステムを用いた安全管理システムの構築.病理と臨 38:558,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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