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疾患と検査値の推移
妊娠高血圧症候群
著者: 永松健1
所属機関: 1東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
ページ範囲:P.148 - P.153
文献購入ページに移動●妊娠高血圧症候群の病態機序は,胎盤由来の血管機能障害因子によって起こる母体の血管機能障害による高血圧と臓器障害である.
●血管新生関連因子の胎盤産生量の変化に基づく血中sFlt-1/PlGF比が発症予知マーカーとして臨床導入されることが期待される.
●妊婦に高血圧を確認した場合は,腎機能,肝機能,血液凝固にかかわる血液検査値の変動にも留意する.
●子癇やHELLP症候群などが疑われる場合は,鑑別のための検査を実施して迅速な診断に努める.
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