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ワンポイントアドバイス
よく出る“染色セット”と初回複数薄切の重要性
著者: 小松正人1
所属機関: 1神戸大学医学部附属病院病理診断科
ページ範囲:P.169 - P.170
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近年の腫瘍病理診断においては,組織診断に加え治療標的分子の発現や遺伝子異常についての知見を求められることが多く,実臨床では免疫染色の併用が必要不可欠である,一方,生検検体などは非常に微小で,有効利用できる未染色標本の確保が重要である点は異論がないと思われる.本稿では生検検体としてよく提出される代表的腫瘍に関して,その初回染色パネル・推奨薄切枚数を紹介する.
近年の腫瘍病理診断においては,組織診断に加え治療標的分子の発現や遺伝子異常についての知見を求められることが多く,実臨床では免疫染色の併用が必要不可欠である,一方,生検検体などは非常に微小で,有効利用できる未染色標本の確保が重要である点は異論がないと思われる.本稿では生検検体としてよく提出される代表的腫瘍に関して,その初回染色パネル・推奨薄切枚数を紹介する.
参考文献
1)Abramson JS : The Spectrum of Double Hit Lymphomas. Hematol Oncol Clin North Am 30:1239-1249,2016
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