文献詳細
増刊号 採血のすべて—手技から採血室の運用まで徹底解説
付録 教科書には書いていない採血のコツ
文献概要
両側の肘窩部に採血可能な血管がない場合には,前腕または手背の静脈が採血に用いられる1).
手背からの採血は,神経損傷のリスクが低く術者にとっては安心して行えるが,もともと肘窩の血管が細い方を対象とする場合が多いため,細い血管をいかに太くさせるかということ,ならびに移動しやすい手背の血管を穿刺時に動かないように固定することが,成功させる重要なポイントとなる.手背採血時には,拳の握り方とその角度に注意していただきたい.
手背からの採血は,神経損傷のリスクが低く術者にとっては安心して行えるが,もともと肘窩の血管が細い方を対象とする場合が多いため,細い血管をいかに太くさせるかということ,ならびに移動しやすい手背の血管を穿刺時に動かないように固定することが,成功させる重要なポイントとなる.手背採血時には,拳の握り方とその角度に注意していただきたい.
参考文献
1)日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン(GP4-A3).日本臨床検査標準協議会,2019
掲載誌情報