文献詳細
増刊号 採血のすべて—手技から採血室の運用まで徹底解説
付録 教科書には書いていない採血のコツ
文献概要
触診で確認した血管を目標にして翼状針を用い慎重に穿刺したが,逆血がみられない.“あっ,”と,突然背中に冷や汗をかく瞬間が時にある.今回はこうした逆血がない場合の原因と対処法について述べたい.
その原因として,①皮膚は穿刺したものの,血管には命中しなかった場合,②血管に命中してはいるが,静脈圧が低いため十分量の逆血が見えなかった場合,③血栓が充満した静脈を穿刺した場合,の3つのケースが考えられる.
その原因として,①皮膚は穿刺したものの,血管には命中しなかった場合,②血管に命中してはいるが,静脈圧が低いため十分量の逆血が見えなかった場合,③血栓が充満した静脈を穿刺した場合,の3つのケースが考えられる.
参考文献
1)日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン(GP4-A3).日本臨床検査標準協議会,2019
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