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増刊号 採血のすべて—手技から採血室の運用まで徹底解説 付録 教科書には書いていない採血のコツ
“あっ,血が止まった…”そのときどうする?
著者: 杤尾人司1
所属機関: 1神戸市立医療センター中央市民病院臨床検査技術部
ページ範囲:P.374 - P.374
文献購入ページに移動 順調に採血できていたが,突然に,あるいは徐々に血が止まり,採血できなくなることがある.背中に冷や汗をかきながら頭のなかであたふたするシーンだ.しかし,困った様子を患者に見せてはいけない.こんなときも,ベテランは何事もなかったように無難に切り抜けている.今回は,実施途中で採血できなくなった場合の対処法について述べる.
その原因は,①供給する動脈の血流量が少ない場合,②針先が血管壁などでふさがれてしまう場合,③陰圧ではない採血管で採血しようとした場合,の三つのケースが考えられる.
その原因は,①供給する動脈の血流量が少ない場合,②針先が血管壁などでふさがれてしまう場合,③陰圧ではない採血管で採血しようとした場合,の三つのケースが考えられる.
参考文献
・日本臨床検査標準協議会:標準採血法ガイドライン(GP4-A3).日本臨床検査標準協議会,2019
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