検査と技術48巻4号

2020年04月発行

トピックス

科学的根拠に基づいた輸血有害事象対応ガイドライン—作成のポイント

著者： 岡崎仁¹

所属機関： ¹東京大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲：P.391 - P.393

文献概要

はじめに

　筆者は2018年12月に発表された「科学的根拠に基づいた輸血有害事象対応ガイドライン」^1）の作成に携わった．本稿では，ガイドライン作成の目的や実際に有害事象が起きた際の対応についてガイドラインの内容を踏まえながら解説する．

参考文献

1）岡崎仁，池田敏之，大石晃嗣，他：科学的根拠に基づいた輸血有害事象対応ガイドライン．日輸血細胞治療会誌　65：1-9，2019

2）厚生労働省医薬食品局血液対策課：輸血療法の実施に関する指針（http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2016/08/8fbbb56c51ea913d78ac094b365285e6.pdf）（2019年12月17日アクセス）

3）福井次矢，山口直人（監），森實敏夫，吉田雅博，小島原典子（編）：Minds診療ガイドライン作成の手引き2014．医学書院，2014