icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻4号

2020年04月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

胆囊壁の周囲の高エコー部分は何を見ているのですか?

著者: 上牧隆1

所属機関: 1筑波大学附属病院検査部

ページ範囲:P.450 - P.451

文献購入ページに移動
Q 胆囊壁の周囲の高エコー部分は何を見ているのですか?

A 胆囊は頸部,体部,底部に区別され,肝下面で肝右葉と肝左葉内側区域の境界部をなす胆囊窩に位置します.体部から頸部は胆囊窩において結合織で肝に付着していますが,他の部分は肝被膜から続く腹膜に当たる漿膜で覆われています.胆囊壁は内腔側より粘膜層,固有筋層,漿膜下層,漿膜層の4層構造ですが,正常な壁の厚みは1〜2mmで,超音波検査では高エコーで薄く平滑に描出されます(図1).

参考文献

1)上牧隆,福田邦明,南木融,他:技術講座 生理 されど胆囊—1.描出法とピットフォール.検と技 40:605-611,2012
2)日本超音波検査学会(監),関根智紀,南里和秀(編):日超検 腹部超音波テキスト,第2版.医歯薬出版,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら