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文献概要
技術講座 生理
超音波検査を用いたバスキュラーアクセスサーベイランス
著者: 菊地実1
所属機関: 1医療法人萬田記念病院糖尿病センター
ページ範囲:P.578 - P.585
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●バスキュラーアクセス(VA)の約9割は自己血管内シャント(AVF)で,AVFは非生理的血行動態による影響などでシャント血管に狭窄や閉塞の合併症が起こりえます.
●シャント肢の理学的観察はとても重要です.
●VA超音波検査(VAエコー)の目的はVAの形態と機能を評価することです.
●普段の透析で特に問題がない場合でも,VAエコーで異常を偶発することがあります.
●VAサーベイランスとしてのVAエコーはVAトラブルの予防や早期発見に有用です.
●バスキュラーアクセス(VA)の約9割は自己血管内シャント(AVF)で,AVFは非生理的血行動態による影響などでシャント血管に狭窄や閉塞の合併症が起こりえます.
●シャント肢の理学的観察はとても重要です.
●VA超音波検査(VAエコー)の目的はVAの形態と機能を評価することです.
●普段の透析で特に問題がない場合でも,VAエコーで異常を偶発することがあります.
●VAサーベイランスとしてのVAエコーはVAトラブルの予防や早期発見に有用です.
参考文献
1)春口洋昭(編著):透析スタッフのためのバスキュラーアクセス超音波検査.医歯薬出版,pp21-25,2017
2)春口洋昭(編著):バスキュラーアクセス超音波テキスト.医歯薬出版,pp9-62,2011
3)山本裕也,中村順一,中山祐治,他:自己血管内シャントにおける脱血不良発生と超音波検査における機能評価および形態評価との関連性.日透析医学会誌 45:1021-1026,2012
4)菊地実,大谷亮,齋藤裕志:バスキュラーアクセス超音波におけるAVF吻合部遠位の血流測定.超音波検技 43:34-42,2018
5)山本裕也,日野紘子,小林大樹,他:バスキュラーアクセスにおける上腕動脈の高位分岐症例.超音波検技 35:238,2010
6)小林大樹,山本裕也,中山祐治,他:超音波パルスドプラ法における血流速波形とシャント狭窄との関連性について.腎と透析 63(別冊):189-192,2007
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