文献詳細
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技術講座 生理
高齢者に対する聴力検査
著者: 前田秀彦1
所属機関: 1北海道医療大学リハビリテーション科学部言語聴覚療法学科
ページ範囲:P.586 - P.591
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●高齢者に対する聴力検査のニーズは増加傾向であり,適切な知識をもった臨床検査技師の育成は重要です.
●聴力検査は自覚的検査法であり,検査に対する患者の理解や協力が結果に影響を与えます.
●検査時間が長時間に及ぶと,疲労による集中力の低下によって信頼性も低下します.
●高齢者を検査する際,検査前の情報収集,検査説明の工夫,個人に合わせた臨機応変な対応が重要です.
●高齢者に対する聴力検査のニーズは増加傾向であり,適切な知識をもった臨床検査技師の育成は重要です.
●聴力検査は自覚的検査法であり,検査に対する患者の理解や協力が結果に影響を与えます.
●検査時間が長時間に及ぶと,疲労による集中力の低下によって信頼性も低下します.
●高齢者を検査する際,検査前の情報収集,検査説明の工夫,個人に合わせた臨機応変な対応が重要です.
参考文献
1)Amieva H, Ouvrard C, Giulioli C, et al : Self-Reported Hearing Loss, Hearing Aids, and Cognitive Decline in Elderly Adults : A 25-Year Study. J Am Geriatr Soc 63:2099-2104,2015
2)山岨達也,越智篤:聴覚に関わる社会医学的諸問題「加齢に伴う聴覚障害」.Audiol Jpn 57:52-62,2014
3)難聴対策委員会:難聴対策委員会報告 難聴(聴覚障害)の程度分類について(https://audiology-japan.jp/cp-bin/wordpress/audiology-japan/wp-content/uploads/2014/12/a1360e77a580a13ce7e259a406858656.pdf)(2020年2月12日アクセス)
4)日本聴覚医学会(編),原晃(監):聴覚検査の実際,改訂4版.南山堂,2017
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