検査と技術48巻7号

2020年07月発行

技術講座 遺伝子

遺伝子関連検査における遺伝子定量技術の臨床応用

著者： 池尻誠¹

所属機関： ¹三重大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲：P.710 - P.715

Point

●遺伝子定量技術は特別な技術ではなく，日常的に用いられている技術です．

●主な技術としてリアルタイムPCR，デジタルPCR，NGSがあります．

●定量のためにリアルタイムPCRでは既知濃度サンプルが必要ですが，デジタルPCR，NGSでは必要ありません．

●おのおのの技術にはメリット・デメリットがあり，それを理解して活用していくことで臨床に有用な結果を導き出すことができます．

参考文献

1）一般社団法人日本臨床衛生検査技師会（監）：JAMT技術教本シリーズ　遺伝子・染色体検査技術教本，第1版．丸善出版，2019

2）一般社団法人日本遺伝子分析科学同学院　遺伝子分析科学認定士制度委員会（編）：遺伝子検査技術—遺伝子分析科学認定士テキスト，第2版．宇宙堂八木書店，2016

3）一般社団法人日本遺伝子分析科学同学院　遺伝子分析科学認定士制度委員会（編）：遺伝子分析科学，第1版．宇宙堂八木書店，2011