文献詳細
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病気のはなし
食道癌
著者: 石橋嶺1
所属機関: 1東京大学医学部付属病院消化器内科
ページ範囲:P.764 - P.770
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●食道癌のリスク因子は喫煙や飲酒である.
●早い段階で食道癌をみつけることができれば,内視鏡で切除することができ,予後はよい.
●食道癌は他臓器に直接浸潤しやすい性質があり,また,遠隔転移を伴うような進行食道癌は予後が悪い.
●食道癌の既往がある場合には,異時性の食道癌や重複癌も起こりやすく,内視鏡での定期的なフォローアップが大切である.
●食道癌のリスク因子は喫煙や飲酒である.
●早い段階で食道癌をみつけることができれば,内視鏡で切除することができ,予後はよい.
●食道癌は他臓器に直接浸潤しやすい性質があり,また,遠隔転移を伴うような進行食道癌は予後が悪い.
●食道癌の既往がある場合には,異時性の食道癌や重複癌も起こりやすく,内視鏡での定期的なフォローアップが大切である.
参考文献
1)小俣政男,千葉勉(監),下瀬川徹,渡辺守,木下芳一,他(編):専門医のための消化器病学,第2版.医学書院,2013
2)Yang SJ, Yokoyama A, Yokoyama T, et al : Relationship between genetic polymorphisms of ALDH2 and ADH1B and esophageal cancer risk : a meta-analysis. World J Gastroenterol 16:4210-4220,2010
3)永井良三(総監修),白鳥敬子,菅野健太郎,坪内博仁,他(編):消化器研修ノート.診断と治療社,2009
4)国立がん研究センターがん情報サービス:がん登録・統計 全国がん罹患モニタリング集計(https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/brochure/monitoring.html)(2020年4月8日アクセス)
5)Tachimori Y, Ozawa S, Numasaki H, et al : Comprehensive registry of esophageal cancer in Japan, 2012. Esophagus 16:221-245,2019
6)Japan Esophageal Society : Japanese Classification of Esophageal Cancer, 11th Edition : part I. Esophagus 14:1-36,2017
7)日本食道学会(編):食道癌診断・治療ガイドライン2012年4月版.金原出版,2012
8)日本食道学会(編):食道癌診療ガイドライン2017年版.金原出版,2017
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