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技術講座 病理
アミロイド染色—コンゴー赤染色とDFS染色の比較を中心に
著者: 龍見重信1 松尾郁1 西川武1
所属機関: 1奈良県立医科大学附属病院病院病理部
ページ範囲:P.806 - P.811
文献購入ページに移動●アミロイドーシスにはアミロイドの沈着を組織学的に証明する必要があり,その証明法としてコンゴー赤染色やダイレクト・ファースト・スカーレット(DFS)染色が用いられます.
●コンゴー赤やDFS色素は直接色素であり,非イオン的にアミロイドと直接結合し,桃色〜橙赤色に染色しますが,偏光による確認が重要です.
●試薬lot間差が大きく,試薬調製の難しい染色です.ナトリウム(Na)塩などの作用を理解することが,染色や試薬調整の手助けとなります.
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