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増刊号 学会発表・論文執筆はもう怖くない! 臨床検査技師のための研究入門 3章 倫理は研究の大前提!
著者資格・ミスコンダクト(研究不正)・COI
著者: 武村和哉1
所属機関: 1大阪市立大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.905 - P.907
文献購入ページに移動はじめに
不適切な研究行為は,労力・資源の無駄遣いとなるうえ,社会的な信頼を失墜させることにつながる.実際,STAP(stimulus-triggered acquisition of pluripotency)細胞やディオバン(一般名バルサルタン)に関する研究不正は社会現象にもなったため,記憶にある読者も多いであろう.本稿では,著者資格(authorship),ミスコンダクト(研究不正),利益相反(conflict of interest:COI)の概要とその注意点について解説する.
不適切な研究行為は,労力・資源の無駄遣いとなるうえ,社会的な信頼を失墜させることにつながる.実際,STAP(stimulus-triggered acquisition of pluripotency)細胞やディオバン(一般名バルサルタン)に関する研究不正は社会現象にもなったため,記憶にある読者も多いであろう.本稿では,著者資格(authorship),ミスコンダクト(研究不正),利益相反(conflict of interest:COI)の概要とその注意点について解説する.
参考文献
1)International Committee of Medical Journal Editors : Recommendations for the Conduct, Reporting, Editing, and Publication of Scholarly Work in Medical Journals(http://www.icmje.org/icmje-recommendations.pdf)(2020年5月20日アクセス)
2)日本医学会利益相反委員会:日本医学会 COI管理ガイドライン(http://jams.med.or.jp/guideline/coi_guidelines_2020.pdf)(2020年5月20日アクセス)
3)日本臨床検査医学会利益相反委員会:医学研究の利益相反(COI)に関する細則(2017年12月24日改訂)(https://www.jslm.org/committees/coi/jslm_coi_bylaws20171224.pdf)(2020年5月20日アクセス)
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