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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻9号

2020年09月発行

文献概要

増刊号 学会発表・論文執筆はもう怖くない! 臨床検査技師のための研究入門 4章 知っておくべき研究TIPS

—知らないと怖い! 知的財産①—研究の新規性と特許申請フロー

著者: 春名真徳1

所属機関: 1ユニアス国際特許事務所

ページ範囲:P.936 - P.942

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医療分野での特許出願の有用性

 近年,大学や病院の研究者と,企業とが共同研究を行い,その成果を特許出願する事例が増加している.研究者としては,研究成果を試薬や治療薬として実用化したいとの思いがあり,企業としては,そのような製品を他社に先駆けて販売し,市場独占したいとの狙いがある.研究成果を臨床に還元するという最終的な共通の目標のため,特許出願は研究者と企業とを結びつける手段となり得る.

 もちろん,特許出願を行わずとも共同研究は可能である.しかしながら,特許出願を行っていること(あるいは,特許出願を前提としていること)は,企業として開発の方針を立てやすく,共同研究を先へ先へと進める原動力になり得る.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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