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文献詳細

雑誌文献

検査と技術48巻9号

2020年09月発行

文献概要

増刊号 学会発表・論文執筆はもう怖くない! 臨床検査技師のための研究入門 6章 論文執筆のアドバイス

科学論文で使える日本語表現

著者: 桝谷亮太1

所属機関: 1大阪医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.985 - P.988

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はじめに

 研究は,計画を立案して倫理申請し,その成果を学会発表や論文執筆により社会に還元するまでが1つの流れである.しかし,いざ国内雑誌に投稿しようと思って書き進めたものの,初めて論文を執筆する場合は文章がうまくまとまらず,苦労することが多いのではないかと思う.実際,ルーチン業務の傍らで研究を行う臨床検査技師にとって,研究の手法のみならず文書における日本語表現の方法まで学ぶ機会は少ないのが現状である.科学論文を書くにあたっては,守るべきルールやポイントがあり,それを知っているだけで論文の書きかたはすぐ上達する.

 本稿では,一般的な文書と違い科学論文で求められる表現について紹介するとともに,表記法のルールについて解説する.これから国内雑誌への投稿を目指す方にとって,少しでもお役に立てば幸いである.

参考文献

1)石黒圭:文章は接続詞で決まる.光文社,2008
2)永山嘉昭,雨宮拓,黒田聡,他:説得できる文章・表現200の鉄則.日経BP社,2009
3)小林牧人:論文を書くにあたって.日水産会誌 76:72-75,2010
4)小山透:科学技術系のライティング技法—理系文・実用文・仕事文の書き方・まとめ方.慶應義塾大学出版会,2011
5)武田湖太郎,石井大典:論文を書くときの留意点.脳科とリハ 17:1-8,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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