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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻1号

2021年01月発行

文献概要

病気のはなし

褐色細胞腫

著者: 竹越一博1

所属機関: 1筑波大学医学医療系臨床検査医学/スポーツ医学研究室

ページ範囲:P.4 - P.7

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Point

●褐色細胞腫の症状は高血圧,代謝亢進,高血糖,頭痛,発汗過多である.

●血中・尿中カテコールアミン(CA)もしくはその代謝産物高値を証明する.特に最近保険収載された血中遊離メタネフリン測定法(血中遊離メタネフリン・同ノルメタネフリンの両者を測る方法の総称)は有用である.

●CT/MRIと,MIBGシンチグラフィで腫瘍に一致して取り込みがみられる.

●最近,症状が明らかでなく,健康診断などで“副腎インシデンタローマ”として予期せずに発見される症例が増えている.

●遺伝子診断は今後重要性が増す.

参考文献

1)日本内分泌学会(監),日本内分泌学会「悪性褐色細胞腫の実態調査と診療指針の作成」委員会(編):褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018.診断と治療社,2018(https://minds.jcqhc.or.jp/docs/gl_pdf/G0001079/4/Pheochromocytoma_paraganglioma.pdf)(2020年10月1日アクセス)
1)竹越一博:褐色細胞腫・パラガングリオーマ 最近のトピックス.臨床雑誌内科 124:2469-2475,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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