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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻10号

2021年10月発行

文献概要

病気のはなし

子宮癌

著者: 釘宮剛城1 村上功1 田中京子1

所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院産婦人科

ページ範囲:P.1122 - P.1126

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Point

●子宮頸癌の主なリスクファクターとしてヒトパピローマウイルス(HPV)感染,子宮体癌のリスクファクターとして高エストロゲン状態(未経妊・未経産,肥満など)がある.

●子宮頸癌の前駆病変として子宮頸部上皮内腫瘍(CIN),子宮体癌の前駆病変として子宮内膜異型増殖症がある.

●子宮頸癌は扁平上皮癌が,子宮体癌は腺癌が組織型として多い.

●子宮頸癌は若年者の罹患率が増加しており,子宮体癌は全年齢で増加傾向であるが好発年齢は閉経前後の婦人である.

●子宮頸癌も子宮体癌も,病理組織診断で確定する.

●子宮頸癌の治療は手術および放射線療法,子宮体癌の治療は基本的に手術療法が第一選択である.

参考文献

1)綾部琢哉,板倉敦夫(編):標準産科婦人科学 第5版.医学書院,2021
2)田中守(編):産婦人科専門医のための必修知識 2020年度版.日本産科婦人科学会,2020
3)国立がん研究センターがん対策情報センター:がん診療連携拠点病院等院内がん登録—2012〜2013年5年生存率集計報告書(https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv_all_2012-2013.pdf)(2021年7月5日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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