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病気のはなし
子宮癌
著者: 釘宮剛城1 村上功1 田中京子1
所属機関: 1東邦大学医療センター大橋病院産婦人科
ページ範囲:P.1122 - P.1126
文献購入ページに移動●子宮頸癌の主なリスクファクターとしてヒトパピローマウイルス(HPV)感染,子宮体癌のリスクファクターとして高エストロゲン状態(未経妊・未経産,肥満など)がある.
●子宮頸癌の前駆病変として子宮頸部上皮内腫瘍(CIN),子宮体癌の前駆病変として子宮内膜異型増殖症がある.
●子宮頸癌は扁平上皮癌が,子宮体癌は腺癌が組織型として多い.
●子宮頸癌は若年者の罹患率が増加しており,子宮体癌は全年齢で増加傾向であるが好発年齢は閉経前後の婦人である.
●子宮頸癌も子宮体癌も,病理組織診断で確定する.
●子宮頸癌の治療は手術および放射線療法,子宮体癌の治療は基本的に手術療法が第一選択である.
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