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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻10号

2021年10月発行

文献概要

技術講座 病理・生化学

レーザーマイクロダイセクションおよび質量分析装置を用いた病理組織由来蛋白質の解析手順—アミロイドーシスの解析を例に

著者: 田崎雅義1 大林光念1 植田光晴2

所属機関: 1熊本大学大学院生命科学研究部構造機能解析学講座 2熊本大学大学院生命科学研究部脳神経内科学

ページ範囲:P.1142 - P.1146

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Point

●レーザーマイクロダイセクション(LMD)と質量分析装置の原理および特性を理解する.

●質量分析装置を用いたアミロイドの解析は,①病理切片の作製,②コンゴレッド染色,③LMDによるアミロイドの分取,④ペプチド消化・抽出,⑤LC-MS/MSによる測定,⑥データベース解析の6つのステップからなる.

●LMDを用いて,正確にアミロイドを分取する.

参考文献

1)Benson MD, Buxbaum JN, Eisenberg DS, et al : Amyloid nomenclature 2020 : update and recommendations by the International Society of Amyloidosis (ISA) nomenclature committee. Amyloid 27:217-222,2020
2)田崎雅義,大林光念,安東由喜雄,他:アミロイドーシスにおける病理学的検査のUp to date.臨病理 68:768-773,2020
3)Vrana JA, Gamez JD, Madden BJ, et al : Classification of amyloidosis by laser microdissection and mass spectrometry-based proteomic analysis in clinical biopsy specimens. Blood 114:4957-4959,2009
4)田崎雅義,安東由喜雄:各種質量分析装置の特徴を活かした多角的なアミロイドーシス診断:現状と課題.臨床病理 68:614-620,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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