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データサイエンス時代の臨床検査を創る方へ—真に役立つ臨床検査を積極的に提供し活用することは私たちの使命
著者: 細萱茂実12
所属機関: 1東京工科大学医療保健学部臨床検査学科 2東京工科大学大学院医療技術学研究科臨床検査学専攻
ページ範囲:P.1196 - P.1197
文献購入ページに移動一般の科学技術の進歩と同様,臨床検査には2つの側面がある.一方は新しい検査や分析法の追究で,生体機構の解明や新技術の開発など研究的要素が強い側面である.他方は,確立された技術を日常検査で活用し,診療に役立たせる実践的側面である.これらは相互に依存し合っている.通常は臨床現場での実践が主となるが,そこで最も重要な要素の1つが検査成績の信頼性の確保である.信頼性を維持・向上していく姿勢こそが,病態を明らかにし,新しい技術の進展を生む.この信頼性を保証するための体系が品質マネジメントシステム(quality management system:QMS)である.
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