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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻11号

2021年11月発行

文献概要

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解答と解説

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ページ範囲:P.1273 - P.1273

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 電子顕微鏡は物理や化学,生物から医学と大変幅広い分野に利用されている.光学顕微鏡ではみることのできない細胞内微細構造を観察することができる電子顕微鏡は,主として透過型電子顕微鏡(transmission electron microscope:TEM)と走査型電子顕微鏡(scanning electron microscope:SEM)がある.

 TEMは超薄切片に電子線を当て,構造や構成成分の違いによって透過する電子密度の異なりを利用し,電子顕微鏡像として映し出される.TEMは細胞内小器官の観察や神経内分泌顆粒の確認に適していることから,日常の病理組織学的検査においては糸球体腎炎や心筋生検の診断に応用されている.TEMの標本観察には,光学顕微鏡用の標本作製同様に固定,脱水,置換,包埋操作後に超薄切し,電子染色を行わなければならい(表1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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