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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻12号

2021年12月発行

文献概要

技術講座 生理 シリーズ 小児領域における超音波検査の活用・2

体表領域

著者: 岡村隆徳1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院超音波センター

ページ範囲:P.1338 - P.1343

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Point

●甲状腺の検査としては,超音波検査(US)による甲状腺の大きさや形態の評価と,採血データによる甲状腺機能の評価が重要である.

●甲状舌管囊胞は頸部正中に存在する甲状舌管の経路に位置している.

●頸部の腫脹や疼痛を訴える場合はリンパ節炎を念頭に置き,リンパ節と周囲組織の観察を行う.

●皮膚・皮下腫瘤を疑う場合は,病変の局在と内部性状や血流の有無の把握が重要である.

参考文献

1)Siegel MJ : Face and neck. Siegel MJ (ed) : Pediatric sonography. 3rd ed. Lippincott Wiliams and Wilkins, pp123-166, 2002
2)Ueda D, Mitamura R, Suzuki N, et al : Sonographic imaging of the thyroid gland in congenital hypothyroidism. Pediatr Radiol 22:102-105,1992
3)岡村隆徳:小児超音波検査法 体表編.医療科学社,2019
4)正畠千夏:皮膚科領域の超音波入門—日常よく遭遇する良性皮下腫瘤について.超音波医 46:425-432,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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