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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻12号

2021年12月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

EBERなどの遺伝子検査について,ISHの判定の仕方を教えてください.

著者: 金子伸行1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院病理部

ページ範囲:P.1364 - P.1366

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Q EBERなどの遺伝子検査について,ISHの判定の仕方を教えてください.

A ISH(in situ hybridization)は,組織や細胞内の標的とするDNAやmRNA(messenger RNA)をその組織や細胞中で可視化する方法です.遺伝子増幅や染色体転座検出,染色体数の判定などさまざまな遺伝子検査に用いられています.可視化する方法として,放射性同位元素で標識する方法や蛍光色素を標識するFISH(fluorescence in situ hybridization)法,免疫組織化学的検出(ペルオキシダーゼ,アルカリフォスファターゼなど)を用い色素で発色させる色素法〔CISH(chromogenic in situ hybridization)法〕などがあります.

参考文献

1)ロシュ・ダイアグノスティックス株式会社:ベンタナ インフォーム Dual ISH HER2 キット添付文書(https://www.info.pmda.go.jp/tgo/pack/22300AMX00002000_A_04_01/)(2021年9月24日アクセス)
2)曽田学,間野博行:EML4-ALK融合型癌遺伝子:発見から診断,治療へ.肺癌 52:136-141,2012
ALK Break Apart FISH プローブキット添付文書(https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/ivdDetail/ResultDataSetPDF/100159_22400AMX00630000_A_01_08)(2021年8月19日アクセス)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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