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はじめに
近年,病理検体を用いた遺伝子関連検査は,コンパニオン診断を主体として拡充が続いており,次世代シークエンサー(next generation sequencer:NGS)を用いた解析では,非小細胞肺癌のコンパニオン診断やがんゲノム医療のプロファイリング検査が保険収載される状況となっている.病理検体を用いた遺伝子関連検査は,病理検査室で作製されるホルマリン固定パラフィン包埋(formalin fixed paraffin embedded:FFPE)標本を外部の検査会社へ委託する形をとっていることが多いが,自施設で実施する医療機関も増えてきている.
本稿では,医療機関において分子病理検査室を立ち上げる際のポイントを述べる.
近年,病理検体を用いた遺伝子関連検査は,コンパニオン診断を主体として拡充が続いており,次世代シークエンサー(next generation sequencer:NGS)を用いた解析では,非小細胞肺癌のコンパニオン診断やがんゲノム医療のプロファイリング検査が保険収載される状況となっている.病理検体を用いた遺伝子関連検査は,病理検査室で作製されるホルマリン固定パラフィン包埋(formalin fixed paraffin embedded:FFPE)標本を外部の検査会社へ委託する形をとっていることが多いが,自施設で実施する医療機関も増えてきている.
本稿では,医療機関において分子病理検査室を立ち上げる際のポイントを述べる.
参考文献
1)一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(監):JAMT 技術教本シリーズ 遺伝子・染色体検査技術教本.丸善出版,2019
2)経済産業省,国立研究開発法人日本医療研究開発機構:再生医療等製品の製造所における安全キャビネットの設置と維持管理に関するガイドライン2019(手引き)(https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/iryou/downloadfiles/pdf/43_guideline.pdf)(2020年10月20日アクセス)
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