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ページ範囲:P.107 - P.107
文献購入ページに移動 糖尿病は,生体におけるインスリン作用の減弱により,血糖を血液中から組織に適切に取り込めなくなり,慢性の高血糖状態が続き,その結果として合併症を引き起こす疾患です.これの克服がわが国の医療の重要な課題となっていることは周知の通りです.
糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります.1型糖尿病では,膵β細胞の破壊によってインスリン分泌が低下あるいは枯渇しますが,一般的に自己免疫が発症に関与していると考えられています.抗グルタミン酸脱炭酸酵素(glutamic acid decarboxylase:GAD)抗体は,自己免疫性1型糖尿病の診断に役立つ重要な膵島関連自己抗体です(問題1).2型糖尿病では,膵臓の働きが弱くなりインスリンの分泌量が低下する(インスリン分泌低下)のに加え,肝臓や筋肉などの組織がインスリンの働きに対して応答しにくくなるため(インスリン抵抗性)発症するもので,代表的な生活習慣病です.
糖尿病には大きく分けて2つのタイプがあります.1型糖尿病では,膵β細胞の破壊によってインスリン分泌が低下あるいは枯渇しますが,一般的に自己免疫が発症に関与していると考えられています.抗グルタミン酸脱炭酸酵素(glutamic acid decarboxylase:GAD)抗体は,自己免疫性1型糖尿病の診断に役立つ重要な膵島関連自己抗体です(問題1).2型糖尿病では,膵臓の働きが弱くなりインスリンの分泌量が低下する(インスリン分泌低下)のに加え,肝臓や筋肉などの組織がインスリンの働きに対して応答しにくくなるため(インスリン抵抗性)発症するもので,代表的な生活習慣病です.
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