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技術講座 輸血 シリーズ 輸血検査の進め方と対応・2
不規則抗体検査
著者: 道野淳子1
所属機関: 1富山大学附属病院検査・輸血細胞治療部
ページ範囲:P.108 - P.113
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●判別困難な不規則抗体は,吸着解離など抗原抗体反応を利用したり,反応温度など抗体の性状を利用したり,赤血球膜を化学処理したりすることで同定に導く.
●不適切な検査法によって抗体の検出感度が下がったり,誤った抗体が判定されたりしないよう,正しい検査法を身につける.
●不規則抗体検査は,輸血療法を行ううえで重要な検査であるとともに,指針やガイドラインを遵守することが大切である.
●判別困難な不規則抗体は,吸着解離など抗原抗体反応を利用したり,反応温度など抗体の性状を利用したり,赤血球膜を化学処理したりすることで同定に導く.
●不適切な検査法によって抗体の検出感度が下がったり,誤った抗体が判定されたりしないよう,正しい検査法を身につける.
●不規則抗体検査は,輸血療法を行ううえで重要な検査であるとともに,指針やガイドラインを遵守することが大切である.
参考文献
1)日本臨床衛生検査技師会(監):JAMT技術教本シリーズ 輸血・移植検査技術教本.丸善出版,2016
2)認定輸血検査技師制度協議会カリキュラム委員会(編):スタンダード輸血検査テキスト,第3版.医歯薬出版,2017
3)日本輸血・細胞治療学会輸血検査技術講習委員会:輸血のための検査マニュアルVer.1.3.1(http://yuketsu.jstmct.or.jp/wp-content/uploads/2017/02/9e95505098a34391cfa7151af59b6e89.pdf)(2020年11月19日アクセス)
4)日本輸血・細胞治療学会:赤血球型検査(赤血球系検査)ガイドライン(改訂3版).日輸細治会誌 66:695-717,2020
5)厚生労働省医薬食品局血液対策課:輸血療法の実施に関する指針(改定版),平成17年9月(令和2年3月一部改正)
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