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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻2号

2021年02月発行

文献概要

技術講座 生理

—step up編—心エコー検査の応用:GLSの活用方法

著者: 木村紀子1

所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター超音波センター

ページ範囲:P.126 - P.130

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Point

●GLSは心筋が収縮期にどれだけ長軸方向に縮んだかを見る指標で,基準値は20%以上(絶対値)である.

●GLSはEFでは検出できない早期心筋障害を捉えることができる重要な収縮能指標である.

●GLSはさまざまな心疾患の経過観察や予後予測に有用である.

●GLSには機種間,解析装置間差があるため経過観察には同一装置を使用する.

参考文献

1)Lang RM, Badano LP, Mor-Avi V, et al : Recommendations for cardiac chamber quantification by echocardiography in adults : an update from the American Society of Echocardiography and the European Association of Cardiovascular Imaging. J Am Soc Echocardiogr 28:1-39,2015
2)Park JJ, Park JB, Park JH, et al : Global Longitudinal Strain to Predict Mortality in Patients With Acute Heart Failure. J Am Coll Cardiol 71:1947-1957,2018
3)合同研究班参加学会・研究班:2020年版 心アミロイドーシス診療ガイドライン,2020
4)心エコー図学会(編):抗がん剤治療関連心筋障害の診療における心エコー図検査の手引き,2020
5)Plana JC, Galderisi M, Barac A, et al : Expert consensus for multimodality imaging evaluation of adult patients during and after cancer therapy : a report from the American Society of Echocardiography and the European Association of Cardiovascular Imaging. J Am Soc Echocardiogr 27:911-939,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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