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疾患と検査値の推移
血管炎
著者: 村岡成1
所属機関: 1東邦大学医学部内科学講座膠原病学分野
ページ範囲:P.132 - P.139
文献購入ページに移動●血管炎は,血管壁の炎症による非特異的な全身症状と,血管狭窄あるいは拡張・出血による臓器症状を呈する.
●不可逆的な臓器障害,QOLの低下を防ぐためには,迅速な診断と治療が必要である.
●大型,中型血管炎は簡便で特異性の高い検査がないため,全身症状を呈する発熱患者では血管炎を鑑別に挙げることが重要である.
●小型血管炎の診断において抗好中球細胞質抗体(ANCA)は有用なマーカーである.特徴的な症状から血管炎を疑い,診断の補助として用いるべきである.
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