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Small colony variantsの対応について教えてください.
著者: 友山瑛人1
所属機関: 1横浜市立大学附属病院臨床検査部
ページ範囲:P.150 - P.152
文献購入ページに移動A 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)はヒトの皮膚化膿性疾患や中耳炎,関節炎,敗血症などの種々の疾患の原因菌であり,膿や喀痰,血液などから分離されるグラム陽性球菌です.また,カテーテルや人工関節などの人工物関連感染の原因菌となることもしばしばあります.
S. aureusには,まれに寒天培地上でSCV(small colony variants)と呼ばれる小さなコロニーを形成する菌株があります.SCVは電子伝達系などの代謝系が変化し,アミノ配糖体系薬などの抗菌薬に対する耐性度が上昇し,持続感染や再発の原因の1つとされています1).
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