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正確な出血時間検査を行うための留意点
著者: 辻博昭1
所属機関: 1京都大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.154 - P.155
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出血時間(bleeding time)検査は皮膚の毛細血管を傷つけて,出てきた血液がどのくらいで止まるかをみる,血小板機能異常を知る簡易な方法です.京都大学医学部附属病院の場合,主な検査依頼の理由として多いのは,腎生検前,胸腔鏡検査,血液疾患,治験などです.出血時間検査は臨床検査技師のやり方によって延長や短縮がみられ,結果にばらつきが大きいため,実施する際の留意点やコツ,患者に不安を与えない工夫などについて述べたいと思います.
出血時間(bleeding time)検査は皮膚の毛細血管を傷つけて,出てきた血液がどのくらいで止まるかをみる,血小板機能異常を知る簡易な方法です.京都大学医学部附属病院の場合,主な検査依頼の理由として多いのは,腎生検前,胸腔鏡検査,血液疾患,治験などです.出血時間検査は臨床検査技師のやり方によって延長や短縮がみられ,結果にばらつきが大きいため,実施する際の留意点やコツ,患者に不安を与えない工夫などについて述べたいと思います.
参考文献
1)金井正光(監),奥村伸生,戸塚実,矢冨裕(編):臨床検査法提要,改訂第33版.金原出版,p336,2010
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