文献詳細
増刊号 First&Next Step 微生物検査サポートブック
総論 基本的な技術と操作法
文献概要
はじめに
スライド凝集試験は,生化学的性状により菌の属や種が決定した後,血清型を決定するために実施する検査で,特別な器具を必要としないため検査室で容易に実施することができる.検査室では主に赤痢菌(Shigella属),サルモネラ菌(Salmonella属),下痢原性大腸菌,コレラ菌(Vibrio cholerae)に対して実施するが,ここではShigella属とSalmonella属のスライド凝集試験について述べる.
スライド凝集試験は,生化学的性状により菌の属や種が決定した後,血清型を決定するために実施する検査で,特別な器具を必要としないため検査室で容易に実施することができる.検査室では主に赤痢菌(Shigella属),サルモネラ菌(Salmonella属),下痢原性大腸菌,コレラ菌(Vibrio cholerae)に対して実施するが,ここではShigella属とSalmonella属のスライド凝集試験について述べる.
参考文献
1)Center for Disease Control and Prevention : National Enteric Disease Surveillance : Shigella Surveillance Overview. CDC, 2011(https://www.cdc.gov/ncezid/dfwed/pdfs/shigella-overview-508.pdf)(2020年11月27日アクセス)
2)吉田眞一,柳雄介,吉開泰信(編):戸田新細菌学,改訂34版.南山堂,2013
3)デンカ株式会社:赤痢菌免疫血清「生研」2020年4月改定(第5版),2020
4)デンカ株式会社:サルモネラ免疫血清「生研」2020年4月改定(第6版),2020
5)国立感染症研究所:チフス菌・パラチフスA菌 検査・診断マニュアル(2020年9月改訂)(https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/typhoid_paratyphoid20200928.pdf)(2020年11月27日アクセス)
6)国立感染症研究所:赤痢菌検査・診断マニュアル(平成24年6月改定)(https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/shigella.pdf)(2020年11月27日アクセス)
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