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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻5号

2021年05月発行

文献概要

Q&A 読者質問箱

小児のスパイロメトリーを適切に行う方法について教えてください.

著者: 高瀬真人1

所属機関: 1日本医科大学多摩永山病院小児科

ページ範囲:P.616 - P.617

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Q 小児のスパイロメトリーを適切に行う方法について教えてください.

A 呼吸機能検査として最も一般的なものがスパイロメーターを用いたスパイロメトリー(またはスパイログラフィー検査)であり,その検査結果として得られるグラフがスパイログラムです.「吸って」,「吐いて」などの声掛けが理解できて従うことができるようであれば,検査は可能です.しかし,肺活量を測るだけでなく,最大吸気位から最大呼気位まで一気に呼出する強制呼出曲線およびフローボリューム曲線を計測するには,対象者が手技を理解して精一杯の努力で協力してくれる必要があります.

参考文献

1)高瀬真人,坂田宏,鹿田昌宏,他:日本人小児におけるスパイログラム基準値の作成(最終報告).日小児呼吸器会誌 19:164-176,2009
2)手塚純一郎,高瀬真人(監),日本小児呼吸器学会(作成):小児呼吸機能検査ハンドブック,2020年改訂版.協和企画,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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