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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻6号

2021年06月発行

文献概要

FOCUS

遺伝子検査自動機器による網羅的な感染症診断

著者: 守屋任1

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院中央検査部門

ページ範囲:P.648 - P.651

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はじめに

 2020年は新型コロナウイルス(severe acute respiratory syndrome coronavirus 2:SARS-CoV-2)の世界的パンデミックにより,多くの犠牲が生じたことや大きな経済的損害が問題となっている.その一方で,SARS-CoV-2感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)を早期診断するために,遺伝子検査機器や検査方法はこれまでにないハイペースで開発が進み臨床応用されている.これらのなかにも保険収載され感染症病原体を網羅的に検査することが可能な検査法が含まれており,日常的な臨床検査で利用する機会が増えている.

参考文献

1)西山宏幸,三澤成毅:Ⅷ 迅速検査 5.遺伝子検査法.小栗豊子(編):臨床微生物検査ハンドブック,第5版.三輪書店,pp243-259,2017
2)青木眞(編):感染症診療の基本原則.レジデントのための感染症診療マニュアル,第2版.医学書院,pp1-41,2008
Panels(https://www.biofiredx.com/products/the-filmarray-panels/)(2020年1月22日アクセス)
Torch システムオペレータマニュアル.第7章:FILMARRAYシステム操作時の安全上の注意 検査室の安全とバイオハザード.ビオメリュージャパン(https://www.online-ifu.com/ITI0066)(2021年3月15日アクセス)
5)Butler-Wu S, Davis R : Guidelines Regarding Genotypic False Detections From Blood Culture Bottles. ASM Press, 2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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