文献詳細
文献概要
技術講座 生化学 シリーズ 臨床化学の基礎をなす方法と原理・1
生化学自動分析における吸収スペクトルと測定波長の選択のあり方
著者: 植田成1
所属機関: 1千葉科学大学危機管理学部保健医療学科
ページ範囲:P.676 - P.680
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●測定原理をよく理解したうえで,吸収極大波長またはこれに近い波長を選択して測定するのが基本です.
●波長を選択する際には,試料由来の吸収スペクトルにも留意します.
●副波長を用いる2波長分析法の際は,基本的に副波長は主波長よりも長波長側に設定されます.
●未知試料濃度は検量線によって求めますが,異常を認めた場合,反応のタイムコースから原因が推定できる場合が多々あります.
●測定原理をよく理解したうえで,吸収極大波長またはこれに近い波長を選択して測定するのが基本です.
●波長を選択する際には,試料由来の吸収スペクトルにも留意します.
●副波長を用いる2波長分析法の際は,基本的に副波長は主波長よりも長波長側に設定されます.
●未知試料濃度は検量線によって求めますが,異常を認めた場合,反応のタイムコースから原因が推定できる場合が多々あります.
参考文献
1)株式会社日立ハイテク:分光光度計基礎講座 第5回 比色分析(吸光光度法)について(4)(https://www.hitachi-hightech.com/hhs/products/tech/ana/uv/basic/uv_course5.html)(2021年3月10日アクセス)
2)大川龍之介:分析試料の正しい取り扱いかた 生体(血液).ぶんせき 1:2-8,2020
3)小川善資:比色分析装置の基礎.生物試料分析 36:273-280,2013
4)釜谷美則:“はかる”ための基礎知識 吸光光度法.ぶんせき 4:158-162,2008
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