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文献概要
技術講座 生化学 シリーズ 臨床化学の基礎をなす方法と原理・2
定量分析法における終点分析法と初速度分析法の違い
著者: 外園栄作1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院保健学部門検査技術科学分野
ページ範囲:P.786 - P.791
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●分光比色分析を測定原理とする定量分析法では,特定波長の光を用いて目的とする光の成分の溶液への吸収量から成分濃度を求める.
●終点分析法と初速度分析法では定量演算に用いる反応様式の違いから,反応試薬に求められる条件も異なる.
●それぞれの検査項目に用いられている分析法の特徴・特性を十分に理解して使用することが,信頼あるデータを臨床に返すうえで重要である.
●分光比色分析を測定原理とする定量分析法では,特定波長の光を用いて目的とする光の成分の溶液への吸収量から成分濃度を求める.
●終点分析法と初速度分析法では定量演算に用いる反応様式の違いから,反応試薬に求められる条件も異なる.
●それぞれの検査項目に用いられている分析法の特徴・特性を十分に理解して使用することが,信頼あるデータを臨床に返すうえで重要である.
参考文献
1)御子柴浩:吸光光度分析法.日臨検自動化会誌 41(suppl 1):17-21,2016
2)三村智憲:汎用型自動分析装置の概要(構造・原理).日臨検自動化会誌 41(suppl 1):22-26,2016
3)三村智憲:分析方法・測定の原理.日臨検自動化会誌 41(suppl 1):27-33,2016
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