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骨髄生検標本から何を読み取るか
著者: 井上健1
所属機関: 1大阪市立総合医療センター病理診断科
ページ範囲:P.836 - P.837
文献購入ページに移動はじめに
各種血液疾患の診断では,骨髄塗沫標本の観察が重要であるが,同じく形態学的な検索法でありながら,これまで骨髄生検標本にはあまり関心が注がれてこなかった.しかし,骨髄生検標本からは,骨髄塗沫標本からは得られないさまざまな情報がもたらされる.
各種血液疾患の診断では,骨髄塗沫標本の観察が重要であるが,同じく形態学的な検索法でありながら,これまで骨髄生検標本にはあまり関心が注がれてこなかった.しかし,骨髄生検標本からは,骨髄塗沫標本からは得られないさまざまな情報がもたらされる.
参考文献
1)久冨木庸子:造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類 2016 version 骨髄系腫瘍と急性白血病 骨髄増殖性腫瘍.臨検 61:792-795,2017
2)Thiele J, Kvasnicka HM, Facchetti F, et al : European consensus on grading bone marrow fibrosis and assessment of cellularity. Haematologica 90:1128-1132,2005
3)宮内潤,松本公宏:リンパ腫の検査・診断 診断 リンパ腫の病期診断と骨髄浸潤.日本臨床 72:456-461,2014
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