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技術講座 微生物
微生物学領域の抗原検査
著者: 宮本仁志1
所属機関: 1愛媛大学医学部附属病院検査部
ページ範囲:P.888 - P.893
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●キットを使用する前に添付文書を熟読し,操作方法だけではなく使用目的・交差反応・妨害物質など,キットの特徴を確認する.
●イムノクロマトグラフィー(ICA)法は検査への熟練が不要であるが,多量の血液成分の混入や高粘稠度の検体においては正確な結果が得られない場合がある.
●キットは抗原定量検査や遺伝子検査と比較すると感度は劣るため,検査キットが陰性でも目的とする微生物を否定するものではない.
●キットを使用する前に添付文書を熟読し,操作方法だけではなく使用目的・交差反応・妨害物質など,キットの特徴を確認する.
●イムノクロマトグラフィー(ICA)法は検査への熟練が不要であるが,多量の血液成分の混入や高粘稠度の検体においては正確な結果が得られない場合がある.
●キットは抗原定量検査や遺伝子検査と比較すると感度は劣るため,検査キットが陰性でも目的とする微生物を否定するものではない.
参考文献
1)西山宏幸,三澤成毅:迅速検査.小栗豊子(編):臨床微生物検査ハンドブック,第5版.三輪書店,pp225-242,2017
2)西山宏幸:各種迅速診断の感染対策への活用法.Mod Media 63:155-163,2017
3)CDI診療ガイドライン作成委員会:Clostridioides(Clostridium)difficile感染症診療ガイドライン.感染症誌 94:1-85,2020
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