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文献詳細

雑誌文献

検査と技術49巻8号

2021年08月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

慢性リンパ性白血病

著者: 三ツ橋雄之1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部臨床検査医学

ページ範囲:P.900 - P.906

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Point

●慢性リンパ性白血病(CLL)は末梢血に成熟リンパ球の増生を認めるB細胞腫瘍である.

●CLLのリンパ球は細胞形態や表面形質に特徴があり,いずれも診断に有用な所見である.

●CLLは欧米に多く,日本を含むアジアではまれな疾患である.高齢者に多く,進行は緩徐であることが多い.

●CLLは近年の分子遺伝学的研究の進展により病態の解明が進み,分子標的薬など新たな治療法の選択が可能となってきている.

参考文献

1)Rai KR, Jain P : Chronic lymphocytic leukemia (CLL)-Then and now. Am J Hematol 91:330-340,2016
2)Swerdlow SH, Campo E, Harris NL, et al (eds) : WHO Classification of Tumours of Haematopoietic and Lymphoid Tissues, 4th ed. IARC, Lyon, 2017
3)木崎昌弘,田丸淳一(編著):WHO分類改訂第4版による白血病・リンパ系腫瘍の病態学.中外医学社,2019
4)中尾眞二,松村到,神田善伸(編):血液疾患 最新の治療2020-2022.南江堂,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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