文献詳細
増刊号 病態別 腹部エコーの観察・記録・報告書作成マスター
Ⅰ 基本断面の撮り方と報告書作成の基本
文献概要
はじめに
腹部領域のエコー検査は観察する範囲も多く,疾患も多彩である.疾患につながる異常所見を発見するには,基本となる断面をしっかりと描出するテクニックが必要となる.そこで本稿では,筆者の施設で行っている撮像法を例にして,必須と考えられる基本断面について,走査法のコツなどにも触れながら説明する(なお,ピンクで縁取られている図が当施設での基本断面の記録画像である).
腹部領域のエコー検査は観察する範囲も多く,疾患も多彩である.疾患につながる異常所見を発見するには,基本となる断面をしっかりと描出するテクニックが必要となる.そこで本稿では,筆者の施設で行っている撮像法を例にして,必須と考えられる基本断面について,走査法のコツなどにも触れながら説明する(なお,ピンクで縁取られている図が当施設での基本断面の記録画像である).
参考文献
1)日本超音波医学会 用語・診断基準委員会:脂肪肝の超音波診断基準
2)日本超音波医学会 用語・診断基準委員会:腹部超音波検診マニュアル(2021年版)案
3)日本膵臓学会(編):膵癌取扱い規約 第7版増補版.金原出版,2020
●丸山憲一(編著):これから始める腹部エコー.メジカルビュー社,2015
●丸山憲一:Ⅱ章 肝胆膵脾.種村正(編):解剖と正常像がわかる エコーの撮り方完全マスター.医学書院,pp10-44,2014
掲載誌情報