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文献概要
増刊号 病態別 腹部エコーの観察・記録・報告書作成マスター Ⅱ 主要疾患別の撮り方および報告書記載 脾疾患
びまん性疾患,腫瘤性病変
著者: 中谷穏1
所属機関: 1国立病院機構東京医療センター臨床検査科
ページ範囲:P.1038 - P.1044
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脾に認められる病変としては,脾腫〔肝硬変,門脈圧亢進症,感染症,サルコイドーシスなどの炎症性疾患,白血病,溶血性貧血,ゴーシェ(Gaucher)病などの先天性疾患など〕,嚢胞,梗塞,膿瘍,リンパ管腫,血管腫,過誤種,血管筋肉種,悪性リンパ腫,転移性腫瘍などが挙げられる(表1)1).
脾に認められる病変としては,脾腫〔肝硬変,門脈圧亢進症,感染症,サルコイドーシスなどの炎症性疾患,白血病,溶血性貧血,ゴーシェ(Gaucher)病などの先天性疾患など〕,嚢胞,梗塞,膿瘍,リンパ管腫,血管腫,過誤種,血管筋肉種,悪性リンパ腫,転移性腫瘍などが挙げられる(表1)1).
参考文献
1)辻本文雄:脾.辻本文雄,松原馨,井田正博:腹部超音波テキスト 上・下腹部 改訂第3版(Atlas Series超音波編).ベクトル・コア,pp70-81,2015
2)関根智紀:脾臓.日本超音波検査学会(監),関根智紀,南里和秀(編):日超検 腹部超音波テキスト 第2版.医歯薬出版,pp135-146,2014
3)Warren S, Davis AH : Studies on tumor metastasis:Ⅴ. The metastases of carcinoma to the spleen. Cancer Res 21:517-533,1934
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