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測定法の基礎理論 なぜこうなるの?
細菌の栄養原・3—タンパクの代謝とタンパク反応
著者: 坂崎利一1
所属機関: 1国立予防術生研究所細菌第一部
ページ範囲:P.21 - P.24
文献購入ページに移動1.タンパクの分解
タンパクは各種のアミノ酸の結合した高分子の物質で,各アミノ酸はその-NH2基と,隣接するアミノ酸の-COOHとで結合している.これをペプチド結合といい(図1),数個のアミノ酸の結合物をポリペプチドという.
細菌はタンパクおよびポリペプチドのような高分子の物質はとりいれることができず,それらを栄養として利用するには,まず分解酵素によって,細胞壁を通過できる大きさの分子すなわちアミノ酸にまで分解しなければならない.
タンパクは各種のアミノ酸の結合した高分子の物質で,各アミノ酸はその-NH2基と,隣接するアミノ酸の-COOHとで結合している.これをペプチド結合といい(図1),数個のアミノ酸の結合物をポリペプチドという.
細菌はタンパクおよびポリペプチドのような高分子の物質はとりいれることができず,それらを栄養として利用するには,まず分解酵素によって,細胞壁を通過できる大きさの分子すなわちアミノ酸にまで分解しなければならない.
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