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病気のはなし
マイコプラズマ肺炎
著者: 岡野弘1 瀬戸幸子2 滝沢正子3
所属機関: 1虎の門病院呼吸器科 2虎の門病院血清検査室 3虎の門病院細菌検査室
ページ範囲:P.726 - P.732
文献購入ページに移動マイコプラズマは大きさが125ないし150mμで細菌が過器を通過し,ウイルスの大きさであるが,無細胞の培地でも増殖するのでウイルスと異なり,マイコプラズマ用の固型培地上にルーペで認められるほどの微小なコロニーを形成する,細菌に属するが一般細菌の持つ細胞壁を欠き,細菌の中では特殊な位置にある.一方,本菌はペニシリン系,セファロスポリン系抗生物質に耐性を示:し,マクロライド系,テトラサイクリン系抗生物質などには感受性を示すので,本症の治療にあたり二の点を考慮することが大切である.
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