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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻10号

1977年10月発行

文献概要

読んでみませんか英文論文

赤血球の古さから見た寒冷血球凝集反応の感度

著者: 河合式子1 河合忠1

所属機関: 1自治医大臨床病理

ページ範囲:P.745 - P.746

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 新しく採取した赤血球は抗体の存在下で凝集しないが,4℃に数日間抗凝固剤中に放置した同じ赤血球は同じ抗体によって通常凝集され,このような凝集効果の違いは赤血球が安定化するためであると言われてきている.このような考え方を支持するような文献も見当たらず,また赤血球の古さが凝集に影響を及ぼすとすれば,抗原抗体反応を利用する検査方法の感度に重大な意味を持つことになるため,上記の仮説を寒冷凝集反応によって検討した.便宜的に寒冷血球凝集反応が選ばれた.ここにその検討成績,従来の仮説に対する推察及びこれからの検査に対する提案を述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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