文献詳細
文献概要
知っておきたい検査機器
トロンボエラストグラフ
著者: 中嶋孝之1
所属機関: 1慈恵医大病院中検
ページ範囲:P.827 - P.828
文献購入ページに移動 Thrombelastograph(TEG)はHartertが1948年考案したもので,血液凝固内因系の第1相から第4相までの過程(生成分解)を経時的に記録する装置である.操作は簡単であり,生体内での血液凝固に近い状態で血液凝固異常を約1〜2時間で把握できる点で優れている.この機器は臨床的に広く応用されており血友病,血小板減少症,線溶亢進,凝固促進状態,種々の抗凝固剤治療の効果判定に用いられている.
掲載誌情報