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技術講座 細菌
Haemophilus属の分離と同定
著者: 小栗豊子1
所属機関: 1順大病院中検
ページ範囲:P.837 - P.840
文献購入ページに移動 Haemophilus属はHaemophilic(血液成分を好む)な発育をすることから,和名で血好菌属とも呼ばれる.Bergeyの書(Bergey's Manual of Determinative Bacteriology,第8版)によれば本菌属には19菌種が記載されているが,人体に関係の深い菌種は表2に示した8菌種である.Haemophilus属中病原菌として重要なのはH. influenzae,H. aegorptius,H. ducreyi H. aphrophilusがあげられる.
H. influenzaeの和名はインフルエンザ菌であるが,インフルエンザ患者の鼻咽頭よりしばしば検出されたことから,インフルエンザの病原体と誤って命名された(インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスである).H. inflecenzaeは呼吸器,耳由来材料より分離されることが多く,また小児の化膿性髄膜炎患者の髄液からも分離される.
H. influenzaeの和名はインフルエンザ菌であるが,インフルエンザ患者の鼻咽頭よりしばしば検出されたことから,インフルエンザの病原体と誤って命名された(インフルエンザの病原体はインフルエンザウイルスである).H. inflecenzaeは呼吸器,耳由来材料より分離されることが多く,また小児の化膿性髄膜炎患者の髄液からも分離される.
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