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技術講座 生化学
リン脂質
著者: 久城英人1 細田昌子1
所属機関: 1近畿大病院中検
ページ範囲:P.185 - P.190
文献購入ページに移動 リン脂質(Phospholipids)は加水分解によりリン酸を生ずる脂質の総称である1).
血清リン脂質はグリセロリン脂質のレシチン,リゾレシチン,セファリンとスフィンゴリン脂質のスフィンゴミエリンの4種類からなり,ほぼ,68:8:5:19の比率で存在する2).これらのリン脂質はリポタンパクの形で血中に溶存し,総リン脂質濃度はおおよそ136〜240mg/dlとされている3).各リン脂質の構造式を表1に示した.
血清リン脂質はグリセロリン脂質のレシチン,リゾレシチン,セファリンとスフィンゴリン脂質のスフィンゴミエリンの4種類からなり,ほぼ,68:8:5:19の比率で存在する2).これらのリン脂質はリポタンパクの形で血中に溶存し,総リン脂質濃度はおおよそ136〜240mg/dlとされている3).各リン脂質の構造式を表1に示した.
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