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文献詳細

雑誌文献

検査と技術5巻6号

1977年06月発行

文献概要

測定法の基礎理論 なぜこうなるの?

ガス分析・2

著者: 井川幸雄1

所属機関: 1慈恵医大中検部

ページ範囲:P.421 - P.424

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電極法とは
 現在ガス分析として日常の臨床検査に取り入れられているものに,血液用のpHメーター,Pco2電極,Po2電極の3本の電極を組み合わせた血液ガス分析器がある.
 はじめに,この電極法という意味のややあいまいな言葉の内容を考えてみよう.すべていわゆる電気的分析方法(electroanalytical methods)といえば包含されるとも言えるが,pHメーターとPco2メーターは,いずれも電位の測定(potentiometry)によって化学物質の濃度を測定しようとするものであり,Po2電極は,被験液成分の変化によって起こる電流を測定(voltammetry)して,酸素分圧を測ろうとするものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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